WATERING PLANTS

key to keeping them healthy

植物の水やりについて

涼やかな樹形の雑木たちは、まったくの自然環境ではない庭という空間で健やかに育つための 手助けとして日々の水やりがどうしても必要となりますが、ゆくゆくは自然に降る雨の水だけ でも元気に育つようになってほしいものです。以下はそのような水やりの方法の手引きです。

季節による水やりの加減
上図にあるように、植物には水分がたくさん必要な時期と、そうでない時期があります。落葉 樹は冬から春にかけては休眠状態となるので特に水やりの必要はありません。常緑樹も落葉樹 ほどではありませんが活動を抑えているため、雨がしばらく降らなかった場合を除いては水や りの必要はありません。対して、春から夏にかけては水やりを増やしていく必要があります。 特に夏の時期は様子を見ながら一日二回与えたり、一回の量を多めにするなどの工夫が必要で す。なお、植え付け後しばらくの水やりは特に注意が必要です。

 

 

水やりのコツ

今ではホースで水やりをする方がほとんどだと思います。ホースのヘッドはシャワー、もしく はジョウロのように出るものにします。植物が深いところで根を張れるように、しっかりと土 の中まで浸透させていくイメージで水やりを行ってください。また、植物は根以外からも水分 を吸収できるので葉っぱや幹に直接水をかけてもいいでしょう。特に葉水は病害虫の予防にも 効果的です。
 

 

私たち人間も外の暑さ寒さによってその日飲む水分の量や、身に着ける衣服が変わるように、 植物に必要な日々の水分量も一定ではありません。植物の種類、植えられた環境、土壌の状態 は様々である以上、上記に限らず水やりの方法論はあくまで目安です。ほんとうに大切なのは、 葉の状態や枝の様子をよく観察することで、水やりを加減する感覚を身につけること、つまり 植物と一緒に暮らすためのリズムを自身のなかに持つことではないでしょうか。庭を持つこと のいちばんの楽しみや喜びは、そのような植物との共生のうちにこそあるように思います。

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飯田英木

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